kuruminnto’s diary

子育て&建売マイホームを暮らしやすく変えるのに奮闘中のワーママ 日々気になることを書いています

*【本】仕事と家庭は両立できない? 女性が輝く社会のウソとホント*

ワーママには気になる題名の本を読みました。

こちら。

 

 

仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント

仕事と家庭は両立できない?:「女性が輝く社会」のウソとホント

 

ちょうど仕事と家庭のバランスに悩んでいる私に直球の題名・・・

(悩んでいるのはいつもかもしれませんが(;´∀`))

 新聞で紹介されていて、気になって読んでみました。

 

結論から言うと、読んですっきりしました。

どちらかというと、仕事をやりたいというより、家庭にいたい気持ちがあるのに仕事をしなきゃな・・・でも今は育児が大事というママパパの方が共感をもつ気がします。

 

著者は、世界の頭脳100に選ばれたアン=マリー・スローターさん。

アメリカ政府で政策企画本部長を務めた経験もある、エリート中のエリートの彼女。

さぞかし、仕事を頑張ってきたのだろうと思います。

 

親になって、自分の殻から出ることも貴重な経験等、ほかの本にも書かれているようなきれいごとも書かれています。(ここでは敢えて’きれいごと’と言ってみます。)

 

普段、周りから、仕事と家庭を両立させてきたママなら、すごいスキルが身につくよ!とか、育児中に仕事を辞めるのはもったいない。

時短や働き方を変えてもいいから、とにかく仕事を続けることが大事、とか。

とりあえずの利点になりそうなものを挙げて、なんとかいまの状況を続けようと言われているような気がしてならなかったけれど。

 

でも、この本には素直に・・・

キャリアも大事だけれど、こども(=家族)と過ごす瞬間がとても大事

それは、『子育てすることが、自分に役立つよ!』とかそういうこじつけた理由ではなく、やっぱり家族といたいという単純な想いだけだと書いてあるように感じました。

みんながこんな、自分で仕事を選べる状況ではないのはわかってはいるけれど。

だからこそ、自分に語学や手に職をつけることがとても大事だなと感じました。

 

きれいごとではなく、

男女の生まれながらの差はある、

女性は手放したがらない(家事を手放すのは簡単だけど、自分が子供の宇宙の中心であることをあきらめるとなると話は別)

男性に任せよう(形だけではなく、やり方も彼らのやり方で。)などを調査やほかの本の引用を基に説明しつつ、

そしてそのうえでどうしたらいいか、何がいいのかが300ページに亘って書かれています。

そして著者の選んだ選択。

自分もワークライフバランスに苦しんでいるのに、育休を取っている男の人がいると、なんとなく『なんの仕事をしているんだろう、育休をとれるなんて』と色眼鏡で見てしまっていることに気づきました。

そして自分のことでも、やらなければならない家事がたくさんあるとき、それを全部夫にやってほしいのではなく、自分でやりたいからアップアップしているだけなんじゃないかと思いました。

手放せるものならば、手放せば楽になるのかもしれない。

それは、大切なもの=こどもとのかかわりなら、掃除や洗濯・食事の支度等だし、仕事ならその内容を見直して、本当に必要な仕事だけをすればいい。

自分で抱えておきながら、忙しいなんて言っても、自業自得。

それぞれ大切にしているものは違う、多様性を認められる自分になりたいし、

それがひいては自分が生きやすい人生につながるのかなと感じました。

 

最近、尊敬している人から言われた言葉。

『家族が一番の主軸で、残りの少ない時間で仕事をする。

その少ない時間にどれだけ自分が仕事と向き合えるかだ。

仕事と家庭のバランスなんて、そもそも考える必要がない。』

・・・そんな風に潔くなりたい。

でも、悩んでいる時間の方がもったいないなと思う今日この頃(;´∀`)

 

本当に情報量が多くて読みごたえがある一冊

読む人の置かれた立場によって、感じ方が変わるだろうなと思う一冊

時間をおいて、また数年後に読んでみたい一冊です。