*子育てのパラドックス*
子育てのパラドックスという本を読みました。
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- 価格: 1,944円
子育てのパラドックスーー「親になること」は人生をどう変えるのか
- 作者: ジェニファー・シニア,高山真由美
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2015/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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親になることは人生をどう変えるのか・・・という、親側の変化について書かれた本です。育児書など、子供側の視点で書かれたものは多くありますが、親側について書かれた本はあまりないですよね!
なので、ちょっと期待しつつ、訳本なので期待外れだったらやだなと思いながら読んでみました。
結果、とーっても面白かったです!!
・子供がいると失うもの
・夫婦関係もカップルから親に代わること
・家事の中で、子供の相手が一番予定がつかなく、精神が翻弄される
とにかく、子供がいることで、親に変化が強いられること、それが大変なことが書かれています。
特に印象的だったのが、思春期に翻弄される親について書かれた章。
妊娠や、小さな子供の子育ては、みんな共感できて、周りに共有することも笑い話にすることもできる。
でも、思春期の親の悩みは、深刻なことや、子供のプライベートなことが多く、簡単に周りに説明できない。かつ、可愛くて大切だった子供から、卑下されるようになる(それが反抗・成長なのですが・・・)と書かれていました。
うーん・・・これなら、乳幼児期の子育てなんて、本当に楽しかった!!って思い出になるんだろうなぁ・・・と10年後の自分を案じました。
子供の役割についても、昔は労働力で、今は子供にしてあげることのほうが多いと指摘。
そんな時代の変化の中、親の役割が変わるのも必然かもしれません。
はっきり言って、途中までは気持ちがわかりすぎて、共感しすぎて読むのが苦しいくらいでした(笑)
でも、最後の章で、結局子育ては喜びだと結んでいます。
どんなに大変でもいなければいいなんて思わない。
こんなにも素直に、求めてくれる存在は、子供以外にないように思います。
日々成長していく姿を間近で見ていられることが、こんなにも幸せなこととは。
どれほどに大切に思っているか本人には伝わらないくらい大切な思い、子供を持って、初めて知った感情です。
あー・・・でも。
いつか、子供は巣立っていくから、今は可愛い可愛いでも、ちゃんと子離れできるようにならなきゃですね(笑)