*【本】最高の子育てベスト55*
最高の子育てベスト55 トレーシー・カチロー著を読みました。
いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55―――IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法
- 作者: トレーシー・カチロー,鹿田昌美
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる 最高の子育てベスト55 IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法 [ トレーシー・カチロー ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,728円
「いまの科学で絶対にいいと断言できる、IQが上がり、心と体が強くなるすごい方法!」なんていう副題がついていたので、読まずにはいられませんでした(笑)
日々の子育てに関する疑問に、即戦力になる本として、ジャーナリストの著者が科学的データを吟味して読みやすい文章になるよう目指して作成したというこの本。
大事なところには赤線がひいてあり、確かにどこを読んでも役立つ内容が書いてありました。
自分に響いたところを備忘録として記録しようと思ったら、あっという間に2000文字に行ってしまったので、少し削って紹介します。それでもかなり文字ばかりになってしまいました(-_-;)
私が気になるところを抜粋したのですが、気になる内容がある方はぜひ読んでみてください(*^_^*)
著者は、6歳までの時期が、人生の中で最も変化が大きい時期であって、その時期に成功する大人になる下準備をすることが重要と説いていました。
以下、項目ごとに抜粋です。(一部文を変更しています)
【愛情】
□赤ちゃん自身のおしゃべりが始まる前でも、話しかけた言葉はちゃんと理解している
□子供のもっとも強い欲求は、親と一緒にいるときに安心すること
□触れる・愛情のこもったスキンシップで脳に安心の信号が送られる
□赤ちゃんは真似をされるのが大好き
□子供と一緒に家事をすることで、たくさん話しかけてたくさん教えることができる
【語りかけ】
□3歳までにことばを浴びせるほどIQが高くなる
豊かな語彙・前向きなことば・じかに語り掛ける・常に語り掛けるを意識すること
□4-5歳になったら、絵本を読むことよりも読んでいる間の親子の会話が重要なので、物語について質問する
□読書は単なる娯楽だけではなく、新しいアイデアや可能性に心を開かせ、情報を与えたりする。人間には本が必要
□すごいね、ではなく、よくがんばったねとプロセス・努力をほめると挑戦する力をはぐくめる
□脳は筋肉と同じで、使えば使うほど鍛えられると子供に教える
□外国語で遊ぶ日を作る
第二言語の強化は家庭以外で行うのがよく、最強なのは遊び友達
バイリンガルの環境は赤ちゃんの脳にプラスに働く
【生活習慣】
□せかさずに、やることリストで頑張らせる
□子供がやることを、子供に見えるようにする
子供と一緒に項目を考え、すべての作業を絵か写真で表す
→おかたずけや朝の準備等をブログで紹介されている方がいますよね!
そういうブログはとっても参考になります!
□食事の時に、子供の『もういらない』を信用する
空腹・満腹の感覚を育てることにつながるし、親の無理強いが好き嫌いを作る
□トイレトレーニングは、トイレに行くきっかけを増やすこと
子供に恥をかかせて強要するよりも穏やかに進めたほうがよい
【遊び】
□いろんなものをじかに触らせる
□シンプルなものこそ脳を育てる
□1歳半では「どうぞ」ができない、利他的な行動ができないと理解する
□遊びが自制心を格段に伸ばす
□ごっこ遊びは脳を鍛える
【つながり】
□人が多いと子育てが一気に楽になるので、親も周りに助けてと言ってみる。
□パートナーにも子供にも共感する
対立を乗り越える最良の道は、ひたすら理解を示すこと
ダメと言わずに共感すること
対立を避けるのではなく上手に扱うことが円満な結婚生活につながる
□週に1度、20分の家族会議をする(こどもは3歳ごろから参加)
ストレスが少なくコミュニケーションが増え、生産性が高くなる。
子供が自分の問題に対して創造的な解決策を見出すようになる
冷静な意思決定ができる
☆この1週間で家族の中でうまくいったことは?
☆うまくいかなかったことは?
☆これからの1週間に対処すべきことは?
どんなアイデアも即座に否定しないこと。母親が一方的に支持するよりも、家族全員で考えるというプロセスを経るほうが、はるかに家族の行動を変える( `ー´)ノ
【しつけ】
□子供の前でスマホをしない
子供には、人の心を読む練習が山ほど必要
デジタル機器に思っている以上に長い時間使ってしまう
□2歳まではテレビをあまり見せない
テレビは子供らしい行動をストップさせるだけ。テレビが消えているほうが明らかに親子の関わり合いが増える
□2歳を過ぎたらテレビを利用する
参加型の番組を選び、語彙力・社会性が増す
→個人的には無料BSのディズニーチャンネル Dlifeがオススメです!過去記事の中で少し触れています。
□テレビを見るときは親子で見て、感想を言いあう
□自分で解決する力を伸ばしてあげる
□壁は乗り越えられると子供が気づくための手伝い
□最も効果的なしつけは、きっぱりかつ温かく。
民主型を目標にする!
時間がかかり、労力忍耐力が必要だが、罰するのではなく教えることでしつける
感情を言葉にすれば落ち着ける
最初からダメなことをしないようにしてあげる
悪い子が悪いことをするのではなく、親の準備が足りないだけ
親にできることは行動をコントロールするのではなく、してほしいという希望を告げることと、従わなかったらどうなるかを説明すること
→イヤイヤ期に役立つ内容でした!親にはどうすることもできないけれど、忍耐強く教えていけば、子供が育っていつの間にかイヤイヤ期が終わっていました(*'ω'*)
最後に、自分にじんわりしみ込んだ言葉を一部抜粋、順不同で転載します。
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ささやかな出来事を積み重ねること。
それが親子にとって最もかけがえのない時間です。
いまこの瞬間を大切に味わってください。
急いだりイライラしたり電話をみたりする必要はありません。
こどもは離島のような時間をくれます。
つらい時間の記憶は、すぐに薄れてしまうー幸せな時間があまりにも楽しすぎるから
完璧な子育てなんてない。たくさん失敗する自分を許しましょう。
*1:+_+